ヘアメディアプロデューサー
現代芸術家の嶋本昭三氏と出会い師事。”髪”を現代美術として表現する 初の試みで、海外の展覧会からも多数の招待を受ける。 阪神淡路大震災により、前理事長である父を失う。後を継ぎ、理事長に就任。 ダイナミックな発想力・行動力で理美容業界のオピニオンリーダーとして活躍。 また、国内外の大学でも講義やシンポジウムを行うなど、活躍の場を世界に 広げている。そのかたわらで、学生からは気さくに「まゆみセンセー」と 呼ばれ、親しまれる存在でもある。 エネルギッシュな講演では、全国の人々に勇気と元気の後押しをしている。
半田まゆみのヘアスタイルの秘密
半田まゆみは、ほとんど丸刈りのスーパーベリーショート。
初めて会った人はなぜ?と思うでしょう。
でも、このヘアスタイルには髪への想いが表れているのです。
半田まゆみは、いろいろな民族のヘアスタイルを研究するなか、ネイティブアメリカンたちのロングヘアに興味を持ちました。彼らは家族や親友以外の他人には自分の髪を触らせません。そして、切ることも通常はなく伸ばしています。髪はスピリチュアルなものとして大事に考えているからです。
そんな中、ネイティブアメリカンの著名な指導者デニス・バンクス氏と出逢い、彼が企画するヨーロッパでのランニングに参加して交流を持つうちに、彼は半田まゆみに自分の髪で伝統的な編み方を伝授してくれたのです。その信頼関係への恩返しに何かをしたいと思ったのです。ちょうど翌年、デニス・バンクス氏はカナダでランニングを再び企画していました。
日本でも「髪は女の命」といって大切に考えられています。カナダでのオープニングの儀式で、髪をネイティブアメリカンたちの自由に捧げるというパフォーマンスを1991年カナダで行ったのです。捧げるとは、すなわち”剃る”ということです。自分の意思を表現したこのヘアスタイルは、それ以来続いています。
詳しくは、半田まゆみ著書『丸刈り奮戦中』、『私らしく しあわせになる方法』 『髪のコードを読む』『元気!勇気!本気!』を読むか、講演を聴いてください。
著書
- 「丸刈り奮戦中」(たま出版)
- 「私らしく しあわせになる方法」(新風舎)
- 「髪のコードを読む」(女性モード社)
掲載書籍
- [対談]「化粧文化」No.39(ポーランド文化研究所)-髪をめぐって ヘアスタイルはマイスタイル- (PDFファイル)
- [論文]「化粧文化」No.40(ポーランド文化研究所)-ヘアスタイルからマイスタイル-(PDFファイル)
- [人物紹介]「関学山脈 西に人あり」(ヒューマンマガジン)
- [人物紹介]「上司になったら覚える魔法の言葉」(中経出版)
- [人物紹介]「仕事論」(ド-ンセンタ-編著 西日本出版社)
- [文章中で紹介]「芸術とは人を驚かせることである」嶋本昭三(毎日新聞社)
- [文章中で紹介]「ぼくはこうして世界の四大アーティストになった」嶋本昭三(毎日新聞社)
- [文章中で紹介]「やけくそ・ふまじめ・ちゃらんぽらん」鷲見康夫(文芸社)
- [文章中で紹介]「たなからぼたもち 人生のターニングポイント」福井識章(文芸社)
HISTORY
- 1978年
- 甲南女子中学校卒業
- 1981年
- 甲南女子高等学校卒業
- 1986年
- 関西学院大学法学部政治学科卒業。阪神理容美容専修学校美容科卒業。
- 1987年
- 美容師免許取得。
- 1988年
- インド商工会議所の英語論文で「日印フレンドシップ賞」受賞。京都教育大学名誉教授・嶋本昭三氏に師事、現代美術を研究。ギャラリー・アート・スペースにて、現代美術とヘアー・メイクとの融合について発表。
- 1989年
- 東京都美術館での「第16回現代芸術国際AU展」に「ヘア・アート」を初出品、優秀賞受賞。関西テレビ「とうぎゃざあ」で1年9ケ月間、現代美術のコーディネートを担当。ネイティブアメリカンのデニス・バンクスに出会う。インディアン・ヘアを伝授。
- 1990年
- 東京都美術館での「第17回・現代芸術国際AU展」に「ウイッグ・ヘアアート」発表。デニス・バンクス氏のヨーロッパ8000kmを走る企画に呼応。ヨーロッパ8ヶ国のヘアサロンを視察、各国でヘア収集。フィンランド北極圏の少数民族サーメ族を訪ね、髪に関する伝承を研究。
- 1991年
- 第18回現代芸術国際AU展」に「世界からのヘア」発表。カナダ・アメリカで、ヘア・パフォーマンス・ツーリズム。ネイティブ・アメリカンの髪についての研究と、ヘア・パフォーマンス。広島原爆投下の原子物理学者、バーン・ポーター氏をアメリカ・メイン州に訪ねる。ミラノ・アートセンターにおいてへア・ネットワーク発表。
- 1992年
- 東京都美術館で「第20回現代芸術国際AU展」に「地球とヘア」発表。ニューヨークの教会においてヘア・アート発表。
- 1993年
- 「第21回現代芸術国際AU展」に「ヘア・メディア・フォト」発表。メールアートミュージアムにおいて「ヘアサロンからの発信コミュニケーション展」発表。ルーマニア国立ブカレスト美術大学にて、ヘアメディア、ヘアアート論。フィンランド、ラウマ市立美術館で「ヘアアートネットワーキング展」。フィンランド(ラウマ、トゥルク、フォルサ)、フランス(パリ)、ベルギー(リエージュ)、チェコ(プラハ)、ルーマニア(国立ブカレスト美術大学)にて、花嫁衣装プレゼンテーション。
- 1994年
- 「フィンランド(ヘルシンキ)、セルビア(ベオグラード)のギャラリーでヘア・アートを発表。
- 1995年~
- 阪神大震災により、前理事長である父を失う。 先代の意志を継ぎ、理事長に就任。 ヘアとアートの融合を目指す「へアラルト」というスクールブランドを導入。 インターネットを使ったヘアデザインコンテスト「バーチャルヘア コンテスト」を主催するなど、今までにない学校創りを目指し日々奮闘中。
- 1997年
- 『丸刈り奮戦中』出版
- 1998年
- 産経新聞夕刊カラーページ「WOMAN」にて『ヘアアート通信』連載開始
~2001年まで
- 2002年
- 女性モード社「HAIR MODE」にて『髪のコードを読む』連載開始
~2005年まで
- 2003年
- サロンニューズマガジン社「NEW HAIR」にて『見るビジュアル、感じるビジュアル』連載
- 2004年
- 『私らしく しあわせになる方法』出版
- 2005年
- 『髪のコードを読む』出版
- 2006年
- 『仕事論 先輩に聞く、女性と就職』に掲載出版
神戸芸術工科大学〔服装心理学〕、神戸山手短期大学〔化粧学演習〕にて非常勤講師
『元気!勇気!本気! 関西で活躍する輝く女性50人』に掲載出版
- 2007年
- イタリア ヴェネツアビエンナーレの一環としてヘアーネットワークアート発表
- 2009年
- 一般社団法人 日本メイクアップ連盟主催の第2回ゴールド・メイクアップ賞「学術・教育部門」を受賞。
- 2012年
- 社団法人 日本理容美容教育センター理事長表彰 受賞
兵庫県自治賞 受賞
- 2013年
- 厚生労働大臣表彰 受賞
- 2018年
- 学校法人 阪神専修学園 ヘアラルト阪神理容美容専門学校 理事長 退任
非常勤講師
園田学園女子大学短期大学部 | 「ライフスタイル演習」 |
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大阪樟蔭女子大学 | 「美容文化論」 |
役職
- 関西学院同窓会 常任理事、企画委員会 委員長
- 関西学院同窓会 西宮支部 副支部長
- 関西学院同窓会 公認団体 関西学院倶楽部 副理事長
- 関学食文化研究会 理事
- 西宮スポーケン姉妹都市協会 理事